Chihiros LED WRGB2 SLIM30は広い色域、均一性が表現できるRGBを採用した水槽ライトです。RGBによって水草や熱帯魚の色がより濃く見えるので見栄えを充実させたい人におすすめです。
30cm幅のLEDライトの平均相場の2倍以上の価格のため、金額面で見ればコスパは良いとされません。しかし、品質で見ればトップクラスのコストパフォーマンスを発揮します。
この記事ではChihiros LED WRGB2 SLIM30を使用してのメリット、デメリットについて言及しているので水槽ライト選びの参考にご覧ください。
Chihiros LED WRGB2 SLIM30のコスパ評価
Chihiros LED WRGB2 SLIM30のライトの性能(ルーメン・ケルビン)
Chihiros LED WRGB2 SLIM30の性能 | |||
---|---|---|---|
ルーメン | LED色 | ||
1200lm | RGB3in1(LED色) | ||
LEDの参考価格 | |||
30cm向け | 11,800円〜 | ||
コスパランク | |||
S |
水草がきちんと育つ性能
陽性水草に必要な光量を確保できているため、奥行き30cm未満の水槽であれば1つでもきちんと育てることができます。
また、RGBライトなので水草の植物生理に大きく関わる赤の波長をしっかり発揮できるため、トニナ系などの育成が難しいとされる水草も綺麗に育てることができます。
1万円弱で買えるRGBは滅多にない
アクアリウムにおいてRGBライトは水草や熱帯魚の発色がよく見えるライトとして人気があります。RGBの凄さといえば、赤系の水草がLEDピンクから真っ赤に見えるほどに変化することです。
そんな魔法のようなRGBライトが1万円弱で購入できるのはChihiros LED WRGB2 SLIM30くらいしかありません。RGBライトは30cm水槽幅でも2万円以上が相場なので1万円で購入できるChihiros WRGB2 SLIMはかなりお得です。
Chihiros LED WRGB2 SLIM30のレビュー【メリット】
RGBライトなので生体の色が綺麗になる
RGBライトとは広い色域、均一性が表現できるライトで、白色LEDや3色LEDとは色の鮮やかさが全く違います。そのため、水草や熱帯魚の色が通常のLEDライトよりも極彩色に見ることができます。
例えるならスマホで撮影した写真の彩度を上げた姿を肉眼で見ることができるのがRGBライトの強みです。コンテスト水槽など、写真が大切になる場面では、写真の加工などせずに本来の水草の色を引き出すことができます。
タイマー機能が付いている
Chihiros LED WRGB2 SLIM30にはタイマー機能が付与されているので、点灯時間に合わせてライトのオンオフが自動ですることができます。
また、タイマー機能は自動オンオフだけでなく、徐々に明るくなったり、暗くなる機能が備わっているので熱帯魚がライトのオンオフで驚くことを避けることができます。
専用アプリから設定する
Chihiros LED WRGB2 SLIM30はスマホに専用アプリ(MyChihiros)を入れて、bluetooth接続することでタイマー設定や調光設定ができるようになります。
全ての水草が育つ品質の良いライト
Chihiros LED WRGB2 SLIM30は一般的に必要とされる光量を確保できているので原則的に育てられない水草はないと思って良いでしょう。
Chihiros LED WRGB2 SLIM30は使用寿命が50,000時間と非常に長いため、1日10時間使用していたとしても13年は長持ちする計算になります。
さらに、メーカーとして30,000時間以上の運用時間を保証(10時間運用で約8年)してくれることを公式でアナウンスされています。
実際に使用して2年以上が経過してもパフォーマンスは落ちないので減価償却しやすいライトと言えます。
Chihiros LED WRGB2 SLIM30のレビュー【デメリット】
光量が強すぎてコケが発生しやすい
Chihiros LED WRGB2 SLIM30は陽性水草もしっかり育つハイパワーな光量を発揮しますが、点灯時間が長かったり、水槽内に栄養が多い状況下においてはコケが大量に発生する原因を作りやすいです。
コケが大量発生しないように、点灯時間は6時間〜10時間の間で調整した方が良いです。また、水槽レイアウトによっては週2回の水換えやリン酸除去剤を使用するといった努力が必要になります。
30cm水槽ライトの中では価格が高い
30cm水槽ライトの平均価格は4607円です。
平均価格と比べても2倍以上の金額になるのでアクアリウム初心者は手を出しづらいことは間違いありません。
また、RGBライトでないと育たないという水草や熱帯魚はいないため、品質を重視しなければもっと安くてコスパの良いライトはあります。
水草がとりあえず問題なく育てられれば良いと考えているなら2000円前後で買える水作ライトアップやタイマー機能付きで3000円前後で購入できるhygger 水槽ライトなどがおすすめです。
Chihiros LED WRGB2 SLIMのカスタマイズ
シェード装備で照明を効率化
Chihiros LED WRGB2 SLIMのパフォーマンスを上げるために専用のミラー付きシェードが販売されています。ミラー付きシェードをライトに取り付けることで側面への余分な光漏れを軽減させることができます。
ミラーシェードは4500円程で購入できるので、本機と合わせても16000円程度で抑えることができます。RGBライトを導入したいが、コストはできるだけ抑えて、失敗もしたくないという人はChihiros LED WRGB2 SLIM+ミラー付きシェードをセットで購入することをおすすめします。
おすすめの水槽サイズ
- 30cm水槽(奥行き20cmまで対応)
- 30cm水槽(奥行き30cmまで対応)