上級者がみんな選ぶ60cm水槽ライトおすすめランキング

上級者がみんな選ぶ60cm水槽ライトおすすめランキング

60cm水槽を設置するアクアリウムユーザーは多いため、60cm水槽向けのLEDライトも他のサイズよりも多く存在します。しかし、60cm水槽ライトは値段と性能がマッチしない製品が多いため、ハズレを引くと育成の失敗だけでなく、無駄金を出すことになってしまいます。

60cm水槽ライト選びに失敗すると1万円単位で浪費することになるのでライト選びは失敗できません。この記事では60cm水槽ライトを購入して損をしない性能の製品を10商品に限定して紹介しています。

数ある商品の中でも上級者が確実に使う商品をぜひご覧下さい。

記事の要点

60cm水槽LEDライトの選び方

①光量を重視する

水槽のLEDライトを選ぶときの最も重要なのは光量です。光量の評価方法についてですが、製品に記載されたルーメン値を参照することが一つの方法です。

製品のパッケージや説明書には通常、ルーメン(lm)が記載されています。ルーメンが大きいほど、そのLED照明は広範囲に光を供給することが可能です。

水槽規格まぁまぁ育つ十分育つ
30cm300~500lm588~1,176lm
45cm750~1,000lm1,500~2,000lm
60cm1,000~2,000lm2,550~3,000lm
※上記の表はGEX、suisaku、KOTOBUKI、アクロから出る商品を参考に作成しています。
主な基準参考商品:リーフグロー、suisaku300~、KOTOBUKIツイン、GEXパワーⅢ、アクロtriangle

奥行きのある30cm水槽では水草を綺麗に育てるためにLEDライトが2つ必要な場合もあります。

最近では、ルーメン値を明記していないいわゆる「中華製」のLEDライトも多く市場に出ています。当ランキングにも登場しますが、中華製について不安を感じる人は、日本のメーカーが提供するLEDライトの購入をおすすめします。

知っておきたい光のこと

ルーメン(lm)=光の届く範囲

ルーメンの値が高いものほど低床まで照らすことができます。
ルーメン値が低すぎると水草が綺麗に育たないことが多いですが、光が強すぎると色が逆に褪せることもあるのでルーメン値が高ければ良いわけではありません。また、ルーメン値が高すぎるとコケが生えやすくなるといったリスクがあります。

ケルビン(K)=色温度

ケルビン値が高くなるほど光が白みを増します。
ケルビン値が低いと黄色っぽく見えて、暗い印象を受けます。自然光の目安は8000ケルビンで、水草が育ちやすいのは7000〜8000ケルビンです。

②価格で決める

水槽サイズLEDライトの価格目安
30cm水槽4,000円
45cm水槽5,000円
60cm水槽10,000円

日本メーカーの販売する30cm水槽のLEDライトの相場は4000円前後になります。しかし、性能が実はしょぼいというライトもあるので日本のメーカーだから安心とは限りません。

自分の財布から出せる予算を決めた後に性能(ルーメンやケルビン)からLEDライトを選ぶのがおすすめです。

③ライトの種類で決める

水槽ライトには水草や熱帯魚が綺麗に見えるRGBライトと白チップだけで形成されたライトが存在します。育ちが良く状態も綺麗に見えるのはRGBライトですが、値段が高い傾向にあります。

もちろん白チップで形成されたライトでも水草はしっかり育ちますし、綺麗に見えます。”こだわり”と”値段”によって左右されるので予算と合わせて決める必要があります。

水草が育つ60cm水槽ライトおすすめランキング

1位 chihiros wrgb2 600

ルーメンとケルビン

  • ルーメン:4500lm
  • ケルビン:7500K(調整可)

chihiros wrgb2 600の相場

  • 26,100円~

chihiros wrgb2 600の評価

60cm水槽に適したRGB素子LEDチップを使用したLEDライトです。赤い水草をより深い真紅に、赤系の熱帯魚をオレンジ色ではなく、鮮やかな真赤に映し出す調光が可能です。

十分な奥行きもあり、1個で充分な明るさを提供します。水草や熱帯魚の色質にこだわりを持つ方にとって、安価で明るいLEDライトを選ぶよりも、Chihiros WRGB2を選ぶ方がコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

2位:アクロ TRIANGLE LED GROW 600

ルーメンとケルビン

  • ルーメン:3,000lm
  • ケルビン:7,200K

アクロ TRIANGLE LED GROW 600の相場

  • 9,900円~

アクロ TRIANGLE LED GROW 600の評価

アクロはアクアリウム通販サイト大手のcharmから販売されるLEDライトです。赤、青、緑チップが使われているのでウィローモスといった単純な光の強さでは育たない品種もしっかり育ちます。

光量が高いため、奥行が30cmの水槽でも1つで十分です。奥行きの狭い水槽では光が強すぎることでコケが発生しやすくなるため、水質管理に気をつける必要があります。

水草の育成に失敗しないLEDライトの代表格なので下手な買い物をしたくない人はおすすめ。

3位:アマテラス20W

ルーメンとケルビン

  • ルーメン:2,098lm
  • ケルビン:5,900K

アマテラス20Wの相場

  • 12,500円〜

アマテラス20Wの評価

アマテラスはスポットタイプのLEDライトで、水槽だけでなく、他観葉植物にも使われる人気商品です。水槽で使用するにはスタンドが別途必要になります。

また、60cm水槽で十分な光量を確保するには最低でも2つ必要です。

水槽の設置場所によって選ぶスタンドが変わってきます。スタンドには、吊り下げスタンド、クランプ式アームスタンド、クリップ式スタンド、フレキシブルアームスタンドがあります。

4位:Hygger 水槽ライト

ルーメンとケルビン

  • ルーメン:1,480lm
  • ケルビン:6,500K

Hygger 水槽ライトの相場

  • 4,299円〜

Hygger水槽ライトの評価

Hygger水槽ライトは主にAmazonでの販売を展開している中国製のライトです。60cm水槽ライトの中でも非常に安価なライトで相場は5000円を切ります。

水草育成にも十分な光量に加えて、6時間、10時間、12時間の設定ができるタイマー機能を備えています。タイマー機能は、ライトをオンにした後に5段階の出力で徐々に最大輝度に到達します。

自然な明かり、暗がりを表現することができる点においてもおすすめです。

5位:水作ライトアップ600

ルーメンとケルビン

  • ルーメン:926lm
  • ケルビン:8,000K

水作ライトアップ600の相場

  • 3,212円〜

水作ライトアップ600の評価

水作は最安値を誇る小型LEDであり、600サイズでもその驚異的なコストパフォーマンスを保っています。ルーメン値は1000を下回るため、わずかに物足りなさを感じるかもしれませんが、その細いデザインは、ワイド水槽(奥行30cm)において3台設置しても違和感がありません。しかも、3台を購入しても約1万円で手に入る点は驚きです。

水草は十分に育つため、光量に対する不安がなければ、実はこのライトでの運用がコストパフォーマンスに優れています。利用可能な色はホワイトとブラックの2種類なので、水槽の周囲のデザインに合わせて選んでください。

6位 アクロ TRIANGLE LED GROW Pro

ルーメンとケルビン

  • ルーメン:8,900lm
  • ケルビン:7,500K

アクロ TRIANGLE LED GROW Proの相場

  • 19,980円〜

アクロ TRIANGLE LED GROW Proの評価

1つで8,900ルーメンという圧倒的な明るさを持つこのライトは、水草をしっかりと育てる一方で、コケも同時に育ててしまうという、使用が難しい一面を持っています。

2つ分のライトスペックを持っているため、吊り上げて使用するなどの工夫をすることで、コストパフォーマンスを最大限に引き上げることができます。

7位:Chihiros LED WRGB2 SLIM60

ルーメンとケルビン

  • ルーメン:2,400lm
  • LED(RGB)チップ数:40pcs

Chihiros LED WRGB2 SLIM60の相場

  • 17,230円~

Chihiros LED WRGB2 SLIM60はChihiros LEDwrgb2よりも若干奥行きがないRGBライトです。RGBなので魚の色味や水草の色味が非常に濃く見えます。特に赤い水草は写真で加工したかのような濃さを体現することができます。

奥行き45cmの60cm水槽では若干、光の届く範囲が足りないかもしれませんが、奥行き30cmならChihiros LED WRGB2 SLIM60でも許容範囲です。

8位 KOTOBUKI フラットLEDツイン600

ルーメンとケルビン

  • ルーメン:2,550lm
  • ケルビン:9,200K

KOTOBUKI フラットLEDツイン600の相場

  • 11,700円〜

KOTOBUKI フラットLEDツイン600の評価

約1万2000円で、2台分の性能を持つライトが手に入ります。
奥行き30cmの広い水槽でも、1台でしっかりと隅々まで照らし出すことが可能です。1つのLEDライトで、単体2つ分の性能を持っているため、コストパフォーマンスは非常に優れています。

アクアショップではほとんど定価近くで取り扱われていますが、1万5000円程度であれば、ネットで購入せず、直接店舗で購入しても損はありません。

KOTOBUKIフラットLEDツイン600の消費電力は34W。なので、1日10時間の使用しても30日間の使用でも255円と、ランニングコストも非常にリーズナブルです。

9位:CLY RGBライト 60W

CLY RGBライト 60Wの相場

  • 4500円

CLY RGBライトの評価

CLYRGBライトは、元々は水槽用のライトではありませんが、その価格の手頃さから水槽ライトとして利用しているユーザーも存在します。通常、高品質なRGBライトである「Chihiros」や「ADA」などは2万円近くするものですが、CLYRGBライトは4000円程度で手に入るため、水槽用ライトというカテゴリを超えて見れば、その性能とコストの観点から見て一番と言えるでしょう。

10位:GEXクリアLEDパワー3 600

ルーメンとケルビン

  • ルーメン:1,000lm
  • ケルビン:10,000K

GEXクリアLEDパワー3 600の相場

  • 5,900円~

GEXクリアLEDパワー3 600の評価

60cm水槽用のLEDライトで、相場が5000円台。ルーメンとケルビンを考慮すると、性能は比較的平凡です。多くの水槽備品を手掛けるメーカーであるため、安心感から購入を選ぶユーザーも多いのが特徴です。

GEXパワーⅢは、多くのアクアショップで利用されており、LED照明の代表格とも言える存在です。ルーメンは特に高くはありませんが、ケルビンが10,000と非常に高い値を示しています。

アクロOVAL BRIGHTでは成長が鈍かったウィローモスも、このライト下では元気に育ちます。1つ使用するだけではやや暗さを感じるかもしれません。水草を本格的に育てるのであれば、2つ購入することをお勧めします。

水草が育つ60cm水槽ライトおすすめランキングの評価基準

水草が育つかどうか

水槽ライトは海外メーカー、日本メーカーを合わせ、かつ30cm水槽に対応する小型LEDライトを合計すると40種類以上は存在します。

しかし、水草が育つかどうか、綺麗に見えるかは使ってみないと分かりません。アクラボでは水草をきちんと育てられる事実確認をしています。

ライトのコストパフォーマンス

水草を健康に育てるには1日に8時間〜10時間以上の光を当てることが求められます。

LEDライトの寿命は約1年〜1年半程度を思うのが妥当です。特に強い光を必要としない陰性水草は、2年以上経過したLEDライトを使っても成長します。

それに対して、ロタラHraやマクランドラ、ルドヴィジアなどの美しい赤い発色を求める種類の水草は、成長に問題が見られたら新しいライトを用意することをおすすめします。

このランキングでの評価は、LEDライトの平均寿命を考慮したときに買い換えた時の費用負担も考慮しています。

水草が育つ60cm水槽ライトによくある質問

水草は何ルーメン必要?
水槽規格まぁまぁ育つ十分育つ
60cm1,000~2,000lm2,550~3,000lm
※上記の表はGEX、suisaku、KOTOBUKI、アクロから出る商品を参考に作成しています。
主な基準参考商品:リーフグロー、suisaku300~、KOTOBUKIツイン、GEXパワーⅢ、アクロtriangle
水草水槽の照明時間は?

水草水槽の光照射時間は約8時間が理想的とされています。ただし、光量が多く必要な水草の育成では、10時間の点灯も必要です。育成が難易度の高い水草は、照射時間が適切でないと伸びすぎたり、十分に育たなかったりする可能性があります。さらに、照明の時間管理ができていないと、水草の葉にコケが生える問題も生じることがあります。

水草の照明の高さは?

水草と水槽ライトの距離感は水面から約15cmから25cmの高さが適切とされています。つまり、高さ30cm水槽の場合、ソイルの厚さを5cm程度にすると適切な距離感を保持できるということになります。

ワンサイズ大きいのが欲しい人は

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執筆・監修者

メダカ、金魚、熱帯魚、水草、アクア用品、飼育に関するノウハウを調査検証して情報発信をするアクアリウム専門メディアです。

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