グロッソスティグマの白化の原因と改善する方法

グロッソスティグマの白化の原因と対策

グロッソスティグマを育てていると葉っぱが緑色から黄緑色になり、最終的に黄色〜白色へと変化してしまうことで悩むことがあるのではないでしょうか?

これらの症状に遭遇する人の多くは、育成して1ヶ月程度でそのような症状は見られないものの、1ヶ月半〜2ヶ月ほど育てて、白化に気づくというケースが多いです。

グロッソスティグマの白化の原因を知らずにCO2濃度を上げてしまうと、葉が細くなってますます見栄えが悪くなる事態に陥ることもあります。

記事の要点

グロッソスティグマの白化の原因

窒素・リンが不足が大きな原因

グロッソスティグマは成長スピードが速いため、窒素やリンを多く消費します。そのため、窒素やリンが不足しやすいです。

特にco2添加している、強い光量を浴びせている場合、成長スピードが特に早くなるので、窒素やリン不足に陥りやすくなります。

また、水槽内に水草が多く、熱帯魚が少ない場合は、水草の窒素消費量に対して魚の餌で不足した窒素を補うことはできないため、同様に窒素不足が起こりえます。

窒素不足の原因をまとめると
  • 水槽内の水草の割合が多い
  • 熱帯魚の飼育数が少ない
  • ソイルに含まれる窒素の量が少ない

グロッソスティグマの白化を改善する方法

肥料(窒素)をソイルに添加する

グロッソスティグマが白化してしまう現象を防ぐためには、事前に使用するソイルに窒素を含んだ肥料を敷いておくか、追肥することをおすすめします。

固形でソイルに埋め込みできる肥料としてカミハタのOKOSHIがおすすめです。テトラ社のイニシャルスティックは固形肥料でメジャーかつポピュラーですが、窒素は肥料として十分な量がありませんのでこちらの方が有効です。

熱帯魚を追加してリンを追加する

リン酸は過剰に増えると黒髭ゴケやサンゴ状のコケが発生しやすくなるため、一長一短ですが、熱帯魚を追加して様子を見るのも一つの手です。

ただし、水中内のリン酸をグロッソスティグマが全て吸収するわけではないため、リン酸を除去する手段としてフィルターや濾過材にリン酸除去剤を交えてバランスをとることをおすすめします。

白化したグロッソスティグマは元に戻らない

黄緑色レベルであれば、追肥によって再び綺麗な緑色になりますが、黄色もしくは白色になってしまったグロッソスティグマは、綺麗な緑色に戻すことが非常に困難というより、時間の無駄なので、トリミングで取り除くのが一番です。

グロッソスティグマの白化の原因ではない症状

グロッソスティグマの白化になる原因としてco2不足や光量不足などが原因として挙げられることがありますが、実際の症状とは異なるため、白化の原因ではありません。

CO2の添加しすぎ(CO2過多)は葉が細くなる

グロッソスティグマの葉が細くなる

co2が多く添加しすぎたグロッソスティグマは葉っぱが肥大するのではなく、細長く軟弱化していきます。CO2を添加しているのに丸みのある葉が添加されず、葉が細長くなる場合はCO2を添加しすぎていることに気づくべきでしょう。

CO2のバランスが分からない場合は、エアレーションを同時に行うことでバランスを取りやすくなるのでおすすめです。

光量不足になると茎が伸びる

光量不足に陥ると光を求めてグロッソスティグマが地面を這わずに茎が伸びていきます。

グロッソスティグマの茎が伸びる

光量がよく当たる部分は茎が伸びないのに対して、レイアウト素材の足元や影ができている部分で茎が伸びてしまうのは光がよく当たっていないからです。

レイアウトによって光が当たりづらい部分のグロッソスティグマの茎が伸びてしまう問題はレイアウト素材の変更やその分は伸びてしまうものと割り切ってトリミングでコントロールするしかありません。

ただし、レイアウト素材や影部分以外に、茎が伸びてしまう場合は単に水槽ライトのスペックが低い可能性が挙げられます。

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執筆・監修者

メダカ、金魚、熱帯魚、水草、アクア用品、飼育に関するノウハウを調査検証して情報発信をするアクアリウム専門メディアです。

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