Twitterでの「お金貸します」は、闇金や詐欺師の温床となっています。法外な金利や個人情報の悪用、振り込め詐欺など、多くのリスクが潜んでいます。
被害に遭わないためには、貸金業務取扱主任者の有無、純資産額、勤続年数、信用情報機関の加入状況などを確認することが重要です。正規の金融機関や信頼できる業者を利用することで、安全な融資を受けることができます。
Twitterの「お金貸します」がヤバイ4つのリスク
貸付の金利が法外
Twitter上での個人間融資は、法外な金利が設定されていることが多いです。法律で定められた上限金利を超えるケースがほとんどで、年利40%～50%程度など、法定利率の2倍以上の利息が発生することも珍しくありません。
このような高額な利息は、借り手にとって大きな損害となり、返済が滞るリスクも高まります。というより利息制限法を違反しており行政処分の対象です。
Twitterの「お金貸します」の多くは闇金
Twitterでの個人間融資は、見た目は個人のようでも実際には闇金業者であるケースが多いです。闇金は法外な利息を設定し、返済できなくなるとしつこい電話や脅迫、深夜・早朝の取り立てを行うことがあります。借主だけでなく、その家族や職場にまで迷惑が及ぶこともあります。
「お金貸します」どころか取られるケースもある
個人間融資は振り込め詐欺業者である可能性もあります。信用を得るために先にお金を振り込むよう求められ、実際に振り込んだ後に音信不通になるケースがあります。借りるつもりが、かえってお金を失うリスクがあります。
個人情報を要求され晒されるリスク
個人間融資では、住所・氏名・電話番号・口座情報などの個人情報のやり取りが行われます。しかし、この情報が流出・悪用されるリスクがあります。闇金業者の運営に利用されたり、犯罪に巻き込まれたりするケースがあるため、最悪の場合、お金を貸してもらえずに個人情報だけが悪用されることもあります。
Twitterで闇金に引っかからない方法
貸金業務取扱主任者(国家資格保有者)か確認する
個人間融資を検討する際は、相手が貸金業務取扱主任者の資格を持っているかを確認しましょう。この資格は、貸金業を適切に行うための知識と技能があることを証明するものです。
Twitterでお金貸しますといった個人融資をほのめかすユーザーは闇金業者の下請けであることが多く、リテラシーが低いこともあって、そもそも貸金業務取扱主任者や資格について知らない可能性があります。はぐらかしたり、お金貸さないよ？と言って丸め込もうとしてくる場合は闇金業者と判断して良いでしょう。
純資産額が5000万以上あるのか確認する
貸金業者は、貸金業法に基づき、一定の純資産額を保有している必要があります。純資産額が5000万円以上ある業者であれば、一定の信頼性があると考えられます。
どこの金融機関で勤続年数が3年以上あるのか確認する
貸金業者の信頼性を確認するためには、その業者または融資を行う個人がどこの金融機関で勤続年数が3年以上あるかを確認することも重要です。というのも貸金業を始めるには金融機関で3年以上の勤続経験が必要だからです。
どこに勤めていたか答えてもらったら、次にその金融機関に在籍していたかどうかや、個人で融資活動をしていることを伝えて事実であるか確認することをおすすめします。
加入している指定信用情報機関を確認する
貸金業者が指定信用情報機関に加入しているかどうかを確認しましょう。信用情報機関に加入している業者は、業界のルールを守って適切に業務を行っている可能性が高いです。
貸金業を始めるには指定信用情報機関への加入は必要条件です。適当に答えられる場合があるので、きちんと指定信用情報機関に貸金業として登録があるか確認もしましょう。
まとめ
Twitterでの個人間融資は、多くのリスクしかありません。法外な金利、闇金業者による融資、詐欺のリスク、個人情報の悪用など、多くの問題が潜んでいます。そのため、Twitterでの個人間融資を利用してはいけません。
「Twitterで闇金に引っかからない方法」で挙げた確認ポイントに当てはまらない業者は、闇金である可能性が高いため、関わってはいけません。安全な融資を受けるためには、正規の金融機関や信頼できる業者を利用することが最も重要です。
