コロンビアレッドフィンテトラは気性はやや荒い熱帯魚で、大きさは6cm前後にまで成長します。いろんな種を混ぜた混泳水槽にはあまり向かない印象です。
鑑賞に向いたカラシン科の中ではやや大きくなる品種なので、水量は24L以上は必要になります。
この記事ではコロンビアレッドフィンテトラの飼育に必要なものや環境づくり、飼育するまでの流れ、餌、餌やりの頻度、混泳相性などを掲載しているので参考にご覧ください。
コロンビアレッドフィンテトラの飼育概要
コロンビアレッドフィンテトラは体高のある白銀の体に尾鰭が赤く染まるカラシンの仲間です。大きさは6cm前後にまで成長するためやや大きく感じます。
気性が荒い熱帯魚なのでコロンビアレッドフィンテトラよりも小さい魚を追い回してしまう可能性が高いです。
飼育難易度 | 寿命 |
---|---|
3年~5年 | |
大きさ | 水質 |
5cm〜6.5cm | PH:5.0〜7.5 GH:10~18 |
水温 | 水槽サイズ |
20度〜28度 | 幅30cm水槽〜 |
コロンビアレッドフィンテトラの寿命は3年程度
コロンビアレッドフィンテトラの寿命は3年〜5年です。飼育環境がコロンビアレッドフィンテトラと合っていればもっと長生きする可能性がありますが、水質や水槽レイアウトがコロコロ変わる環境では短命になる可能性があります。
コロンビアレッドフィンテトラの大きさ
コロンビアレッドフィンテトラの大きさは5cm〜6.5cmほどまでになります。体高がある分、ネオンテトラなどの小柄な魚と比較するとかなり大きく感じます。
グラスブラッドフィンとの違い
グラスブラッドフィンと体色やサイズ感が似ています。
しかし、コロンビアレッドフィンテトラの方が体高があり大きく見えます。また、グラスブラッドフィンの方が温和なので多種と混泳させたい人はグラスブラッドフィンの方がおすすめです。
コロンビアレッドフィンテトラの飼い方
飼育環境を用意する(推奨水量は24L以上)
水量に余裕を持たせることが大切
コロンビアレッドフィンテトラは体長が5cm~6cm程度にまで成長するため、水量が少ないと遊泳スペースの確保ができなかったり、水が早く汚れてしまいます。
水槽のサイズは30cm水槽から飼育はできますが、水量は24L以上あることが望ましいです。
エアレーション(ブクブク)を用意する
コロンビアレッドフィンテトラを複数飼育する時や他の魚と混泳させるときはエアレーションによる酸素供給も必要です。水草水槽では水草が酸素を出すことから水温調整さえすればエアレーションが不要な場合がありますが、ブクブクをしていた方が魚が弱ったり病気になるリスクを下げることができます。
また、水草水槽であってもエアレーションは有効で、油膜の除去やco2過多の防止もできます。
水質は弱酸性〜中性(PH5~7.5)にする
コロンビアレッドフィンテトラが好む飼育環境は弱酸性よりの水質PH5.0〜PH7.5です。PHはPHメーターや測定紙を使って計測します。
日本の水道水はPH7.0前後のところが多いですが、地域の水道水によってはPHが高すぎるところもあります。したがって、水作りできるようになることも大切です。
PHを下げるにはソイルや流木をレイアウトに使用したり、PH降下剤を使用するといった方法が挙げられます。
水合わせをしてから水槽に入れる
コロンビアレッドフィンテトラを購入してすぐに水槽に入れるのは危険です。
魚は水質のPHや温度変化に敏感で、元いた場所と新しい場所の水質(PH)や水温に差があるとショックを起こして死んでしまうことがあります。
丈夫な魚であってもPHや温度の変化でPHショックや病気になって死ぬリスクは高く、水槽に導入して1日〜2日は以上がないように思えても数日後に突然死してしまうことも珍しくありません。
したがって、早く水槽に入れて鑑賞したい気持ちを抑えて、コロンビアレッドフィンテトラを水合わせをしてあげてから水槽に入れてあげるようにしましょう。
水合わせの流れ
フロー | やること | 放置時間 |
---|---|---|
1 | 購入した時の水が入った袋のまま水槽に浮かべる | 30分 |
2 | 袋に小さなを開けて水槽の水を少し入れる | 30分 |
3 | 魚だけを水槽に移して完了 | おわり |
水流は強すぎない方が良い
コロンビアレッドフィンテトラは水流に逆らって泳ぐ姿も見られますが、水流が常に強い状態だと休むことができず、体力を消耗し弱ってしまいます。
元気いっぱいに泳いでいるというのは単に流されまいと必死な可能性があります。止水域といって水流のない場所も水槽内に作ってあげる必要があります。
大きい水槽は流水量の多いフィルターを使うケースが多いため、排水口はリリィグラスやポピーグラスといった水流を弱めることができる器具を使うようにしましょう。
餌やりの頻度は1日1回でもOK
餌やりの頻度は1日1回でも問題ありません。多くあげすぎると水が汚れやすく、コケの発生や黄ばみ、白濁りといった原因になります。餌を与える量も1分程度で完食できるほどで十分です。また、旅行で家を数日開けたとしても餓死することはありません。
コロンビアレッドフィンテトラの混泳
カラシン | プレコ |
エビ | コリドラス |
グラミー | ベタ |
スネークヘッド | ポリプテルス |
〇〇テトラや〇〇ラスボラといった小型の魚との混泳はコロンビアレッドフィンテトラに追い回される可能性があるので混泳の推奨はしません。
低層や壁に沿ってを泳ぐコリドラスやプレコとは干渉しないため相性が良いです。
スネークヘッド、ポリプテルス、アロワナなどは小さかったとしてもコロンビアレッドフィンテトラを食べてしまうことがあるので混泳は推奨しません。
コロンビアレッドフィンテトラの餌
浮上する餌を積極的に食べるため、フレークや顆粒餌も問題なく食べます。アカムシやイトメなども積極的に食べるので餌に困ることはありません。