インディアングラスフィッシュ(学名:Parambassis ranga)は、その名の通り体が透明で、骨格や内臓が見える特徴を持つ魚です。その体長は最大で約8cmにまで成長します。
体色は魚が見つかる地域により異なり、一部の魚は他のものよりも体の色素が多いです。また、反射光の中では、透明な体は琥珀色から緑色の虹色を放ちます。
インディアングラスフィッシュは、ミャンマー、インド、タイの淡水と汽水に生息しています。
この記事ではインディアングラスフィッシュの飼育に必要なものや環境づくり、飼育するまでの流れ、餌、餌やりの頻度、混泳相性などを掲載しているので参考にご覧ください。
インディアングラスフィッシュの飼育難易度と寿命
飼育難易度 | 寿命 |
---|---|
2年~4年 | |
大きさ | 水質 |
8cm | PH: 7.0~8.5 GH:8~20 |
水温 | 水槽サイズ |
20度〜28度 | 幅45cm水槽〜 |
インディアングラスフィッシュの寿命
インディアングラスフィッシュの寿命は2年〜3年が平均的ですが、健康的かつストレスの少ない個体は4年近く育つこともあります。
インディアングラスフィッシュの飼い方
飼育環境を用意する(推奨水量は24L以上)
水量に余裕を持たせることが大切
インディアングラスフィッシュは体長が8cm程度まで大きくなるので幅30cmの水槽ではかなり窮屈に感じます。30cm水槽で飼育するなら最低でも奥行き30cmを確保して多めの水量を確保できるようにしましょう。
エアレーション(ブクブク)を用意する
水草水槽であればエアレーションがなくても飼育はできますが、魚しかいないタンク水槽ではエアレーションがあった方が弱らせたりストレスを与えることがないのでおすすめです。
夏場の水温が上がりやすい環境ではエアレーションをした方が酸欠による死亡を防ぐことができます。
水質はPH7.0~8.5の中性
インディアングラスフィッシュはPH7.0〜8.5かつ中硬水を好むので、日本の水道水との相性が良いです。そのため、水槽の水作りや水換えに気を使わなくて良いので初心者でも飼育しやすいです。
水合わせをしてから水槽に入れる
インディアングラスフィッシュを購入してすぐに水槽に入れるのは危険です。
魚は水質のPHや温度変化に敏感で、元いた場所と新しい場所の水質(PH)や水温に差があるとショックを起こして死んでしまうことがあります。
丈夫な魚であってもPHや温度の変化でPHショックや病気になって死ぬリスクは高く、水槽に導入して1日〜2日は以上がないように思えても数日後に突然死してしまうことも珍しくありません。
したがって、早く水槽に入れて鑑賞したい気持ちを抑えて、グリーンファイヤーテトラを水合わせをしてあげてから水槽に入れてあげるようにしましょう。
水合わせの流れ
フロー | やること | 放置時間 |
---|---|---|
1 | 購入した時の水が入った袋のまま水槽に浮かべる | 30分 |
2 | 袋に小さなを開けて水槽の水を少し入れる | 30分 |
3 | 魚だけを水槽に移して完了 | おわり |
水流は強すぎない方が良い
インディアングラスフィッシュは止水域を好み、物陰に隠れたり、いたるところで停止して餌を探す仕草が見られます。
水流が強いと泳ぐのに必死になってしまい、体力を消耗して弱ってしまいます。水槽に対して流水量の多いフィルターを使う場合、排水口にはリリィグラスやポピーグラスといった水流を弱めることができる器具を使うべきです。
餌やりの頻度は1日1回
餌やりの頻度は1日1回与える必要があります。
インディアングラスフィッシュの混泳相性
カラシンなど | プレコ |
エビ | コリドラス |
エンゼルフィッシュ | グラミーアピストグラマ |
スネークヘッド | ポリプテルス |