死んだメダカを生き返らせる方法はありませんが、瀕死状態や仮死状態にある場合は水換えや塩浴、エアレーションをして酸素を効率よく与えることで復活させることができます。
死んだメダカを生き返らせることはできない
死んだメダカを生き返らせることはできません。死んでしまったメダカをビオトープや水槽内で見つけたら水質悪化を招かないようにすぐに水槽から取り出すことをおすすめします。
取り出したメダカは燃えるゴミとして処分するか、自宅で管理できる範囲での花壇や植木鉢に埋葬するといった方法が挙げられます。
瀕死状態のメダカを復活させる4つの方法
PHショックから復活させる方法
PHショックにより瀕死状態となったメダカを蘇生させるには以下の2つです。
- 元の飼育水に戻す
- エラ膜保護剤を使用する
元の飼育水に戻す
pHショックとは、水のpH(酸性やアルカリ性を示す数値)が急に変わることで、お魚が体調を崩してしまう現象です。PHの急変から回復させるには元のPHに戻すのが一番です。
元の飼育水が残っているならすぐに元の環境に戻して体調を整えた後に水合わせを再度行う必要があります。
エラ膜保護剤を使用する
エラ膜保護剤はテトラパーフェクトウォーターなどが挙げられます。PHショックを直すことはできませんが、メダカへの負荷を軽減させて復活を促すことができます。
合わせてエアレーションをしっかりおこなって酸欠で死ぬことを回避すれば死ぬことを避けられる可能性が上がります。
酸欠状態から復活させる方法
高水温や過密水槽では酸欠状態になり、ポツポツと死んでしまったり、瀕死状態になることがあります。
エアレーションをすることは絶対ですが、それでも改善しないときは水換えをしつつ、水槽(容器でも良い)を2つに分けて分散させることも大切です。
病気やストレスで弱った個体を復活させる方法
病気やストレスによって体力が減って弱々しくなってしまたメダカは塩浴をしてみるのも一つの手です。
塩浴は、魚のストレスを軽減して自己回復能力を向上させる効果に期待できます。飼育水槽もしくは隔離した容器の水量を0.5%の塩分濃度にすることで塩浴ができます。
1Lあたり0.5gの塩を入れることで塩浴に適した塩水にすることができます。塩は調味料が入っていない単純な塩であれば何でも問題ありません。
メダカや金魚用として販売されている塩は結晶が大きく、徐々に塩が溶けていくので急激な水質変化が気になる人にはおすすめです。
ポツポツ死から回避する方法
飼育しているメダカがポツポツと死んでいく状態にあるときは水質や病気に問題がある可能性が高いです。ポツポツ死の回避には2つの方法を実施すべきです。
- メダカの状態を確認して健康体を隔離する
- 水槽の水換えをする
メダカの状態を確認して健康体を隔離する
メダカのヒレやエラの状態を確認します。
メダカのヒレが閉じている、ヒレがバサバサの状態であるときは病気の可能性が非常に高いです。ヒレが閉じていたり、尾鰭が尖っている状態になっているときはハリ病、ヒレがバサバサの時は尾ぐされ病の可能性があります。
また、エラを激しく動かしているときはかなり苦しんでいる状態なので早めの塩浴や薬浴が必要です。
病気の個体を別の容器に移すと環境の変化でさらに弱ることがあるため、健康体を綺麗な容器に移して退避してあげることが大切です。また、塩浴を合わせて行うことで病気の予防ができます。
水槽の水換えをする
病気の様子が確認できないときは、水槽内にメダカの有害な亜硝酸濃度が高くなっている可能性があります。見た目が綺麗でも亜硝酸濃度が高ければ死んでしまいます。
水換えをするだけでポツポツ死を回避できます。また、飼育している水槽のサイズを大きくしたり、飼育個体数を減らすことで水質悪化を防ぐことができます。