オロチメダカと黒龍メダカは、どちらもメダカの品種でありながら、いくつかの顕著な違いがあります。オロチメダカは2016年に作出された品種で、その最大の特徴は全身が黒色素胞に覆われていることです。このため、透明鱗の特徴は目にのみ現れ、背地反応が起こらないため、環境の色に左右されずに真っ黒な姿を保ちます。
一方、黒龍メダカは2014年に川上富美代氏によって作出され、深い黒色の体色と透明鱗が特徴ですが、背地反応がないものの、白い容器で飼育すると体色が薄くなることがあります。黒龍メダカはパンダメダカへの改良が進められており、茶色系の色が入ることもあるのに対し、オロチメダカはその黒い体色を保つことに特化しています。
黒龍メダカの特徴
黒龍メダカは、深い黒色の体色と透明鱗が特徴的な品種です。2014年に川上富美代氏によって作出されたこの品種は、背地反応がほとんどなく、容器の色に影響されにくいのが特徴です。ただし、個体によっては白い容器で飼育すると体色が薄くなることもあります。黒龍メダカはパンダメダカへの改良が進められており、茶色系の色が入ることがあります。価格は比較的手頃で、黒龍ダルマや黒龍ダルマヒカリ体型などの改良品種も存在します。
オロチメダカの特徴
オロチメダカは、メダカの中でも特に黒い体色を持つ品種です。全身が黒色素胞に覆われており、透明鱗の特徴は目にのみ現れます。背地反応が起こらず、白い容器で飼育してもその真っ黒な姿を保ちます。最大体長は約3~4cm程度で、適正水温は5~28℃です。オロチメダカは2016年に作出され、メダカ界に新たな風を吹き込みました。この品種をベースにした改良品種も存在し、例えば「ブラックダイヤ」や「ヤマタノオロチ」などがあります。
それぞれの違いまとめ
黒龍メダカとオロチメダカの主な違いは、体色の濃さと改良の方向性にあります。黒龍メダカはパンダメダカへの改良が進められており、茶色系の色が入ることがあるのに対し、オロチメダカは全身が黒色素胞に覆われており、背地反応がないため、環境による体色の変化が少ないです。
また、オロチメダカは2016年に作出された比較的新しい品種で、その特徴を活かした改良品種も多く存在します。これに対して、黒龍メダカは2014年に作出され、価格が比較的手頃で、黒龍ダルマや黒龍ダルマヒカリ体型などの別体型の改良も進められています