カージナルテトラの飼育条件(餌・混泳・水質)

カージナルテトラの飼育方法

この記事ではカージナルテトラの飼育方法について解説しています。食べる餌や餌やりの頻度、混泳相性、寿命を全うするために必要な水量や水質などについてまとめているので参考にご覧ください。

記事の要点

カージナルテトラの飼育概要

カージナルテトラ
飼育難易度寿命
熱帯魚の育成難易度23年〜5年
大きさ水質
3cm〜5cmPH:5.0〜6.0
GH:0~5
水温水槽サイズ
24度〜28度幅30cm水槽〜

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カージナルテトラの飼い方

適正サイズの水槽を用意する(推奨水量は24L以上)

カージナルテトラは3cm~5cm程度の大きさに成長します。また、10匹ほどの数で飼育するのが望ましいので、極端に水が少ないと遊泳スペースの確保ができなかったり、水が早く汚れてしまいます。

水槽のサイズは30cm水槽から飼育はできますが、5匹ほどの飼育だったとしても水量は12L以上あることが望ましいです。

水量24Lは幅:奥行:高さが30cmの水槽などが挙げられます。また、水量12Lは奥行き14cmの30cm水槽が挙げられます。

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エアレーション(ブクブク)を用意する

カージナルテトラを複数飼育する時や他の魚と混泳させるときはエアレーションによる酸素供給も必要です。水草水槽では水草が酸素を出すことから水温調整さえすればエアレーションが不要な場合がありますが、ブクブクをしていた方が魚が弱ったり病気になるリスクを下げることができます。

また、水草水槽であってもエアレーションは有効で、油膜の除去やco2過多の防止もできます。

水質は弱酸性〜中性(PH5.0~6.0)にする

カージナルテトラが好む飼育環境は弱酸性よりの水質PH5.0〜PH6.0です。PHはPHメーターや測定紙を使って計測します。

日本の水道水はPH7.0前後のところが多いですが、地域の水道水によってはPHが高すぎるところもあります。したがって、水作りできるようになることも大切です。

PHを下げるにはソイルや流木をレイアウトに使用したり、PH降下剤を使用するといった方法が挙げられます。

水合わせをしてから水槽に入れる

水あわせ

カージナルテトラを購入してすぐに水槽に入れるのは危険です。

魚は水質のPHや温度変化に敏感で、元いた場所と新しい場所の水質(PH)や水温に差があるとショックを起こして死んでしまうことがあります。

丈夫な魚であってもPHや温度の変化でPHショックや病気になって死ぬリスクは高く、水槽に導入して1日〜2日は以上がないように思えても数日後に突然死してしまうことも珍しくありません。

したがって、早く水槽に入れて鑑賞したい気持ちを抑えて、カージナルテトラを水合わせをしてあげてから水槽に入れてあげるようにしましょう。

水合わせの流れ

フローやること放置時間
1購入した時の水が入った袋のまま水槽に浮かべる30分
2袋に小さなを開けて水槽の水を少し入れる30分
3魚だけを水槽に移して完了おわり

水流は強すぎない方が良い

カージナルテトラは水流に逆らって泳ぐ姿も見られますが、水流が常に強い状態だと休むことができず、体力を消耗し弱ってしまいます。

元気いっぱいに泳いでいるというのは単に流されまいと必死な可能性があります。止水域といって水流のない場所も水槽内に作ってあげる必要があります。

大きい水槽は流水量の多いフィルターを使うケースが多いため、排水口はリリィグラスやポピーグラスといった水流を弱めることができる器具を使うようにしましょう。

カージナルテトラの混泳

カラシンプレコ
エビ コリドラス
グラミーベタ
スネークヘッドポリプテルス

ネオンテトラやラスボラといった小型の魚との混泳は悪くありません(ブルーテトラだけNG)。また、低層や壁に沿ってを泳ぐコリドラスやプレコとも相性が良いです。

温厚な性格なので基本的に混泳は可能ですが、気性が荒い魚や自分より小さい魚を積極的に捕食する魚との混泳はできません。スネークヘッド、ポリプテルス、アロワナなどは小さかったとしてもカージナルテトラを食べてしまいます。

カージナルテトラの餌と餌やりの頻度

1日1回でもOK

餌やりの頻度は1日1回でも問題ありません。多くあげすぎると水が汚れやすく、コケの発生や黄ばみ、白濁りといった原因になります。餌を与える量も1分程度で完食できるほどで十分です。また、旅行で家を数日開けたとしても餓死することはありません。

カージナルテトラの食べる餌

フレーク顆粒
イトメアカムシ
乾燥アカムシブラインシュリンプ

浮上する餌を積極的に食べるため、フレークや顆粒餌も問題なく食べます。アカムシやイトメなども積極的に食べるので餌に困ることはありません。

水槽内にタマミジンコなどが発生している場合は、餌を与える必要がないケースがありますが、餓死を招く恐れがあるのでしっかり給餌を行うことが求められます。

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執筆・監修者

メダカ、金魚、熱帯魚、水草、アクア用品、飼育に関するノウハウを調査検証して情報発信をするアクアリウム専門メディアです。

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