メダカがくるくる回転するように泳いでいる場合、その個体は死ぬ寸前まで弱っている可能性があると思った方が良いです。
つまり、見つけたらすぐに対処しないと数日以内に死亡してしまう恐れがあるということです。メダカが不自然な泳ぎをするときは大抵、水質悪化によるストレスや水質や水温の急変であることが多いです。
この記事ではメダカがくるくる回転して泳いでしまう原因と対処方法を解説しています。
メダカがくるくる回るように泳ぐ原因
ストレスによる病気
メダカが水質や水温、環境の変化にストレスを感じると、抵抗力が低下し、病気にかかる可能性があります。水温の急激な変化や水質の悪化、エサの与えすぎなどが原因となることが多いです。このような場合、まずは激しく泳ぐメダカを隔離し、原因を特定して対処することが大切です。
ハリ病
ハリ病や水質が合わなかったり、水質が悪化することで発症するヒレが機能しなくなる病気です。背びれや尻びれ、尾びれが閉じてしまうことで泳げなくなり、ドリルのようにくるくると回転しながら泳ぐことがあります。
PHショックによる異常な泳ぎ
pHショックは、水のpHが急激に変化することで起こる状態です。これによりメダカはショックを受け、回復が難しくなることがあります。水換えや新しい水槽への移動時には、pHの変化に注意し、水合わせを丁寧に行うことが必要です。
メダカがくるくる回るように泳いでいる時の対処方法
病気だった場合の対処方法
メダカが病気によってくるくる回るように泳ぐことは珍しいですが、病気の原因として、白点病などの寄生虫やヒレが上手く機能しないハリ病が考えられます。
くるくる回るように泳ぐメダカを見つけた場合、隔離して水温を徐々に28℃くらいまで上げてみたり、水換え、塩浴をおこなって症状の改善を図ります。
PHショックの予防と対処方法
PHショックの予防
PHショックを予防するためには、水換え時や新しい水槽への移動時にpHを確認し、変化を最小限に抑えることが大切です。また、メダカを新しい水槽に移す際には、水合わせをしっかりと行い、pHの変化を緩やかにすることが推奨されます。
PHショックの対処
PHショックになってしまったら、元の水質に戻すことが一番ですが、水換えをした後に元の水に戻すことは用意にできることではありません。その場合は、対処療法しか残されておらず、エアレーションを強めにして酸欠を防ぐしかありません。